梅雨時の害虫対策は万全ですか?

こんにちは。

九州地方の大雨凄いですね。

地震の爪痕も癒えないうちにダメ出しの大雨、本当に心配です。

さて、明けた沖縄と梅雨のない北海道を除き、全国的に梅雨でございますが、ジメジメとするこの季節に気をつけなければならないのが、「カビ」なのですが、気温の上昇と共に活発になる害虫にも注意が必要です。

 

特に「ダニ」はアレルギー持ちの方の症状を悪化させる大一要因。

ダニの死骸や抜け、殻糞などを吸い込む個が原因で発症するのはご存知の通りですが、アレルギー以外にも結膜炎や皮膚炎を引き起こす場合もありますので、しっかりと対策を講じましょう。

 

 

■梅雨時に注意したい害虫

 

●ヒョウヒダニ

アレルギーを引き起こす原因で一番メジャーなダニです。

角質やフケ、落ちた食べかすなどをエサにしています。

殆どの家の布団やソファー、カーペットに生息し、気温湿度が高くなると活発に動き回り増殖します。

 

●コナダニ

食べ物に発生、部屋に発生するカビもエサにします。

ダニの中でも特に高温多湿を好むので、梅雨に大発生する場合があります。

小麦粉にプラスアルファしたもの(ふくらし粉やミックス粉)に付着するケースがあり、そのほか畳にも増殖します。

血を吸うなど人的に直接被害を及ぼすことはありませんが、コナダニが増殖すると、これを捕食するツメダニが増殖してしまいます。

 

●ツメダニ

他のダニ類やチヤタテムシなど、小型の昆虫類を捕食するダニです。

コナダニの増殖に比例して植える傾向があります。

血は吸いませんが、刺したりするので猛烈な痒みを引き起こす場合があります。

 

●イエダニ

ネズミや鳥などに帰省して血を吸うダニです。

寄生した鳥やネズミが死んだ場合や、大発生した場所に移動して人から血を吸います。

 

●チャタテムシ

1ミリ程度で半透明の虫す。

屋内の湿度が高い場所(畳・壁紙・貯蔵している食品など)に多く生息し、カビや酵母などを特に好んでエサにします。

古紙や糊も食べるので、本などからも発生したり、湿度が高い部屋の壁紙の接着剤から多数発生する場合もあります。

これが原因でアレルギーを起こす場合もあります。

 

<ダニ・害虫などが好む環境>

・湿度が60~80%

・温度20~30℃

 

<増殖しやすい場所>

布団・枕・マットレスなどの寝具類

布製のソファや座布団

畳・カーペット・カーテン・衣類・ぬいぐるみ・布製のスリッパ

 

 

■害虫対策

 

●換気をして湿度を下げる

湿度50%以下を維持できると、かなりの割合のダニを死滅させることができますが、最近の気密性が高い住居は湿気がたまりがちになります。

部屋の隅、家具の裏側など風通しの良い環境なるようにし湿度60%以下に抑えましょう。

 

●寝具はまめに干す

晴れた日は布団を干すなどして乾燥させましょう。

ダニを死滅させることは難しくても、増殖抑える効果は期待出来ます。

 

●ダニのエサは残さない

髪の毛やフケ、食べこぼし、ペットの毛や食べ残しが落ちていたらマメに掃除をしましょう。

 

●カーペットよりもフローリング

カーペットはダニの温床になりやすいので、可能であればフローリングにしましょう。無理な場合は両面掃除機をかけましょう。

 

●開封した食品は容器を変える

特に粉ものや粉末の調味料は害虫の発生源になりますので、しっかりとふたが出来る容器に入れて、冷蔵庫などに保管するのもおすすめです。

 

●カビは増やさない

カビを食べる害虫、コナダニやチャタテムシなど、数多く存在します。

大量に発生させないように、カビを増やさないようにしましょう。

 

気温の上昇と共に生活環境が最も変化しやすくなる季節でもあり、体調管理もより一層大切になります。

特に環境の変化は、体へのダメージが出やすくなりちょっとしたことで健康トラブルを招くこともあります。

バランスを考えた食事と十分な睡眠を心がけて、夏を元気に迎えましょう。