こんにちは
店長の中島です。
今日は以前からちょっとだけ気になっていた、日本を代表する詩人の「宮沢賢治」の有名なあの「詩」について触れてみたいと思います。
雨ニモマケズ
宮沢賢治さんと聞けば代表的な詩として挙げられるのは「雨ニモマケズ風ニモマケズ」ですが、多方面で幅広く精力的に活動していた宮沢賢治さんですが、無理がたたり37歳という若さでこの世を去っています。生まれつきそれほど丈夫な方ではなかったようです。
で、晩年に書いた詩「雨ニモマケズ風ニモマケズ」内に書かれているフレーズで気になるのが「一日玄米4合と…」の部分。
単純計算で玄米四合というと、標準的なご飯茶碗でおおよそ8杯分(600g)相当だそうですから、結構な量になります。
生活習慣から見れば必要だったのかも
第二次世界大戦前の昭和一桁、東北の一地方の農村で生活をしていたことを仮定すれば、現在のように富んだ食生活ではなかったはずですし、余程遠方でなければ移動は「徒歩」が基本。農作業も現在のように機械化されていないわけですから、相当な運動量だったと推測できます。
そう考えた場合、玄米4合という量は多く見えても、妥当な量かと思いますし、そのほかに野菜と味噌が副菜を考えれば、栄養とカロリーの摂取量はけっして必要量取れていたとえ言えないと思います。
晩年、病床に伏していた宮沢賢治さんですが、「雨ニモマケズ風ニモマケズ」に込められた文言には、自身がなりたい理想像となれなかった悔しさが込められているように思います。
玄米は栄養豊富な食材です。
宮沢賢治さんが生きていた時代は、今ほどに精米技術が発達していなく、少なからず自分たちで食べる分のお米については糠が残っているほぼ玄米状態の物を食べていたと聞きます。
玄米は栄養面から考えても理想の食材と言えますが、消化しにくいという特性を持っており、現代人が玄米をそのまま食べると便秘になる人もいると言われています。
ですが玄米は普段の食生活に取り入れるのは栄養面から考えても良い事ですので、精米に2割程度混ぜるくらいが良いと思います。
また、玄米は炊飯前に十分水分を吸わせることが大切です。
洗米してからすぐに炊いてしまうと、硬いまま炊けてしまいますので注意しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
宮沢賢治さんが生きていた時代は、生活環境や食習慣はけっして良いものとは言えなかったものでしたが、そんな中で生き抜くためにの知恵が代々受け継がれ、その一部は現代まで継承されています。
これを機会に、宮沢賢治さんが残した様々なものに触れてみるのも良いかもしれません。
特に詩人として残してきた作品に触れ、生まれ育った地を訪れのもオススメです。
これからも健やかな毎日を。
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