寝る子は育つは科学的根拠があります。

昔の人はよく言ったもので「寝る子は育つ」という言葉がありますが、迷信ではなくちゃんとした科学的根拠に基づくものであることが明らかになっています。

 

子供を守る自己防衛手段

「寝る子は育つ」はその昔ことわざの一つでした。その背景には、今ほど食生活を含め生活環境も良くなかった時代に子供の死亡率が高く、家の中で大切に育てることで「疫病」から守るなどの自己防衛から「寝る子は育つ」ということわざが出来たと考えられています。(諸説あり)

これが「科学的根拠」であらかた嘘ではないことが、明らかになっています。

 

成長ホルモンの分泌に関係する

子供成長に著しく関係する「成長ホルモン」は、常に分泌されているものですが、特に分泌される量が増大するのが、睡眠中と言われています。つまり睡眠中は成長ホルモンが生成されるゴールデンタイムというわけです。

 

幼児期には、骨や筋肉を発達させて、思春期には性に関係する熟成を成長させ、成人の体へと成長させる身体的機能の生成に大きく関わっています。

 

それだけ睡眠は大切なわけですから、睡眠時間が短ければそれだけ成長ホルモンの生成を妨げ、身体の成長に何らかの影響がある事は容易に予想できます。

 

学業に影響する事も・・・

子供に限らず、大人であっても睡眠不足は何らかの影響がある事は明らかで、

  • 集中力の低下
  • イライラしやすい
  • 落ち着きが無くなる
  • 周囲に当たり散らす

など、生産性の低下に大きく影響しますが、これは子供にとっても同様で、

  • 学業と運動神経の発達不足
  • 感情コントロールの未発達
  • 集中力低下

など、最近では発達障害の一種である「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」の症状と勘違いされる場合があるようです。

子供の健やかな成長は、充分な栄養補給の他、睡眠が大切で成長ホルモンの分泌を促す。これが第一です。

 

理想の睡眠時間は?

厚生労働省では、

■1歳~2歳=11時間~14時間

■3歳~5歳=10時間~13時間

■小学生=9時間~12時間

■中・高生=8時間~10時間

程度が推奨の睡眠時間としていますが、なかなか難しいのが現状かもしれません。

出来る限り理想に近づけるよう一日の生活リズムを見直してみましょう。


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