修行僧のお肌が綺麗な理由は多分これ

と言っても私自身が見たわけではなく、とある方の旅行系のブログを偶然見つけ、読んでみると、お寺に泊まる宿坊体験をされた方が1泊2日の中で事細かに感想を書かれており、その中で「お坊さんのお肌が綺麗なのが印象に残っていた」と書かれています。

確かに、掲載されている画像を見ると写っているお坊さんのお肌のきめ細かいように見えます。年令的に40歳代と思います。

これは何か秘密があるのではないかと思い、自分なりに考えてみました。

ご存じのようにお坊さん、特に修行真っ最中のお坊さんは、どこかしらの総本山(修行道場)に籠り、僧侶としての素養を身につけます。

年末のゆく年くる年でおなじみの曹洞宗総本山永平寺がもっとも有名かもしれませんが、その中で共通しているのが、肉や魚や卵を一切口にしない「精進料理」を日々食べていることです。

恐らくですが、この精進料理がお肌の綺麗さにつながっていると考えています。

もちろんそれだけが要因ではないですが。

簡単に説明すると肉・魚・卵を一切使用せず、植物由来の材料のみで作る料理を言います。ヴィーガンに似ていますが、仏教の戒律に則り作られるのが「精進料理」で、刺激の強い野菜、ニラ、ニンニクなども使用できません。

曹洞宗を例に挙げれば、少なくとも780年以上も前から続く食生活ですから大したものす。

食事を作ることも修行の一環と位置付けられています。

本来は菜食主義の日本人ですから、精進料理とても馴染みやすい食生活かもしれませんが、多種多様な食文化になった現在ではいざ取り入れようにも難しい場合もあるでしょう。

というのであれば、週に二日程度を肉や魚や卵を使わない日を定めるか、野菜だけを使用したおかずを1品決めるだけでも良いと思います。

精進料理の良い点は、必要最小限の調理方法であることから、野菜本来の味を生かすことが出来るという事です。

とてもシンプルですが、食材の旨味を堪能できます。